お名前ドットコムで利用しているドメインの更新をしようとしたとき、ひとつのキャンペーンを見つけました。レンタルサーバーを同時に契約する(初月無料)と、ドメイン更新料が無料になるサービスです。
それに申し込みレンタルサーバーを契約した初月に解約すると、身に覚えのない請求と法的措置予告のハガキを受ける極めて不快なトラブルに直面しました。
調べたり相談したりすると、同様のトラブルで悩んでいる方が多いことを知りました。
事の経緯、法的な問題点、そして現在進行中の対抗策と、ドメイン移管という最終的な決別の方針についてまとめていますので、同じ内容で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
お名前ドットコムトラブルの経緯 巧妙に仕組まれた初月無料の仕組み
1月ドメイン更新時に「レンタルサーバー同時契約(1ヶ月無料)でドメイン更新料無料」というキャンペーンを申し込みました。しかしそこにはユーザーが予期せぬ強制的な課金のプロセスが組み込まれていました。
キャンペーン申し込みと即時解約の判断
ドメイン更新料無料に釣られてサーバーを同時契約しましたが、実際に提供されたレンタルサーバーの使い勝手が著しく悪かったため、継続利用は困難と判断。
契約と同月の1月中に、速やかに解約手続きを完了させました。
規約第11条に隠された解約日の自動設定
サポートへの確認で判明したのは、会員規約第11条の規定です。
そこには「解約申請をした月の翌月末を解約日とする」という旨が記されていました。つまり、1月にどれほど早く解約手続きをしても、システム上の解約日は強制的に2月末に設定される仕組みです。
ちなみに、「ドメイン更新料の支払い」をすることを伝えると、お名前ドットコムサポートセンターはここにはまったく触れずに、頑なにレンタルサーバー費用の支払いを求めてきます。
0円離脱を不可能にする実質2ヶ月縛り
この仕組みにより、初月無料であっても、解約日となる2月分の利用料は必ず発生することになります。
ユーザーが「無料期間だけ試して、合わなければ0円でやめる」という選択肢は、最初から存在しない「実質的な2ヶ月縛り」の契約です。
2ヶ月後に突如届いた法的措置予告
解約から2ヶ月が経過した4月、事前のメール催促などは一切ないまま、自宅に法的措置予告と記された圧着ハガキが届きました。
利用実態のない2月分の料金について、いきなり法的手段をチラつかせて督促を行うという、極めて強硬かつ不誠実な対応でした。
消費者契約法等から見た問題点
他の大手レンタルサーバー業者等では、無料期間中の解約で翌月分が強制課金されるような不透明な仕組みは、実感としてなかったです。
今回のお名前ドットコムには、以下の法的疑義があると考えます。
消費者契約法 第10条(消費者の利益を不当に害する条項の無効)
初月無料を前面に押し出して勧誘しながら、規約によって0円での解約を不可能にするシステムは、消費者の利益を一方的に制限するものです。
このような不当な条項は、消費者契約法第10条に基づき無効を主張できる余地が十分にあると考えました。
景品表示法における有利誤認の疑い
初月無料という表示は、消費者に「無料で試せる」という強い印象を与えます。
しかし実際には、契約した瞬間に翌月分の支払いが確定するのであれば、取引条件を実際よりも著しく有利に見せる有利誤認にあたる可能性が高いと感じました。
社会通念を逸脱した督促プロセスの不適切さ
通常の商取引であれば、未払いがある場合はまずメールや電話での案内・催促が行われます。
それらを一切飛ばして、最初から心理的圧迫を与える「法的措置予告」を送りつける行為は、不当な威迫にあたる懸念があり、企業の倫理観を疑う対応です。
最も不信感が募ったお名前ドットコムの対応でした。
現在進行中の対抗策として説明責任の追及
問い合わせをして一度返信がありましたが、先述した法的疑義のメールを送ると、1週間近く音沙汰なし。
国民生活センター(局番なし188)へ相談(お名前ドットコムには予告済み)を行い、記録を残しています。センターのアドバイスに基づき、以下の内容を盛り込んだメールを事業者側へ送付する予定です。
送信予定メールの要旨
- 利用実態のない請求には納得できず、即時の支払いは保留すること。
- 消費者契約法および景品表示法の観点から、本請求の明確な法的根拠と貴社法務部門の見解を提示すること。
- 提示された根拠に法的な有効性が確認・納得できた場合には、速やかに支払いに応じること。
センターの名前を出してから相手が沈黙している現状を受け、こちらから論理的にボールを投げ返すことで、お名前ドットコムの説明責任を求めます。
最終的な判断としてドメイン移管の方向性
他の業者では経験したことのないこのような不誠実な対応を受け、私はお名前ドットコムとの決別(ドメイン移管)を選択します。
今後のロードマップ
- 法的根拠の確認 送付したメールに対し、納得できる回答があるかを注視します。
- ドメイン移管の断行 相手の出方を待ちつつ、アカウントが正常に使える今のうちに、透明性の高い他社サービスへドメインを移管します。
- 支払いの最終判断
- 万が一、ドメインの維持に実害が出るリスクがあり、早期解決のための勉強代として割り切れる場合に限り、最終手段として支払いを検討します。
お名前ドットコムを利用する方への注意喚起
「ドメイン無料」という目先の得に釣られると、それ以上のコスト、時間、誠意を欠いた対応による多大なストレスを奪われることになります。
- レンタルサーバー初月無料 = 最低1ヶ月分は有料と心得ること
- いきなり来る法的措置予告ハガキの脅しに驚かずに冷静に対応すること
- 違和感を感じたらすぐに国民生活センターへ
不誠実な仕組みを運用するサービスに対し、ユーザーとして毅然とした態度で臨むことが、最大の自己防衛になります。

