抜け毛が多い、照明が明るい場所になると頭皮が透けて見えるようになってきた。
このような経験から薄毛治療、いわゆるAGA治療に関心を持つようになりますが、なにから始めればいいのかわからない方もいるでしょう。
どんな症状でもそうですが、早期発見早期治療を行うことで改善の期待値が高くなり、それが薄毛治療にも同じことが言えます。だからこそ正確な治療を行うことが大切です。
ここまで改善した私がおさえてほしいポイントを紹介しましょう。
薄毛治療の初心者にまずおさえてほしいこと
主要な治療薬がありますが、その前に薄毛治療において初心者の方におさえてほしいことがあります。
なんとなく始めるよりも、目的に合わせて治療を開始する方が回復の期待値が高くなりますので、しっかりとポイントはおさえてください。
サプリやシャンプーでまず回復できない
薄毛の回復に効果があるとされるサプリがあります。スカルプケアをすることで強く生えてくると喧伝されていることからシャンプーに関心を持つ方も多いです。
薄毛はサプリやシャンプーで回復するほど甘くありません。
サプリやシャンプーで回復した方もいらっしゃるでしょうが、男性の薄毛の症状の大半を占めるAGAのケースになると、問題である男性ホルモンに向き合わないければ回復の兆しを実感することは難しいでしょう。
以前の状態にまで改善したいのであれば、サプリやシャンプーで回復を目指すことから離れてください。
原因である男性ホルモンと向き合うことが大切です。そこからサプリやシャンプーを使うのであれば、効果を期待することができます。
AGAである診断を受ける
薄毛といってもさまざまな誘因で引き起こされます。
男性であれば大半が悪玉男性ホルモンと呼ばれているジヒドロテストステロンが原因のAGAであることが多いですが、その診断を受けることも重要な判断となります。
- 抜け毛が増えてきた
- 細くなってきた
- 抜け毛が短く細く先が尖っている
このような症状が出たらAGAである可能性が高いですが、まずは専門家の意見を求めてください。
クリニックによっては悪玉男性ホルモンの数値を検知する検査も行っていますが、ほとんどは診察時に視診だけで診断が可能です。
自分の薄毛の原因がどこにあるのかわからないのであれば、専門家に判断してもらいましょう。後述しますが、医薬品を使用することになりますので、クリニックに来院する行動こそが自分を守ることに繋がります。
抜け毛が増えた時はプロペシアから
まず処方される医薬品はプロペシア(フィナステリド)になることが多いです。数ヶ月から半年の服用によって効果を観察していきます。
- 抜け毛の量が増えた
- 短く細く先が尖っている抜け毛が増えた
このような場合は、プロペシアだけで回復する可能性が高くなります。
できればこの時点で薄毛治療を開始するのが望ましいです。
改善されない場合はザガーロも
プロペシアで改善されない場合もあります。悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンの産生に寄与する酵素は2種類あり、プロペシアはⅡ型を抑えることができます。
仮にⅠ型が悪さをしている場合は、プロペシアでは対処できません。そんな時に活躍をするのがザガーロです。プロペシアのアップグレード版と考えてください。
- プロペシアで回復をしない
- 頭皮などの皮脂が多い
このような症状が認められる方はザガーロの効果に大きな期待を持つことができます。
ちなみに私は、ザガーロに切り替えてからプロペシア以上の効果を実感することができて大満足しています。
頭皮が見えている状態はミノキシジル
頭皮が透けて見えている状態であれば、発毛が必要です。
プロペシアやザガーロは育毛効果の治療薬であり、抜け毛の防止や育毛の役割を果たします。多少発毛にも効果を期待できますが、大きな効果をもたらすわけではありません。
頭皮が見えている状態になると発毛が必要です。発毛剤として大きな効果に期待することができるのがミノキシジルです。
最初に断っておきますが、この治療薬で発毛した頭髪はこの治療薬でしか維持できないと考えてください。
やめてしまうと私のように再び薄毛が進行します。治療を再開することもできますが、初期脱毛を受ける可能性も高いです。
プロペシアやザガーロもそうですが、薄毛治療の医薬品は頭髪を諦める日まで継続し続けなければいけません。
外用薬と内服薬があるミノキシジル
ミノキシジルには外用薬と内服薬があります。発毛が必要であれば外用薬から試してみましょう。薬局の前に旗があれば購入することができますので、近所で探してみてください。
発毛剤になりますので恥ずかしいこともあるでしょうが、そんな時はネット通販を利用するのも良いでしょう。
医薬品ですので副作用があることから、持病があるなら薬剤師の助言を求めてください。
内服薬はさらにミノキシジルの効果を高めます。発毛の期待値が高まりますので、頭皮が見えている範囲が広い場合に有効的な医薬品です。
ただし外用薬と比較しても、副作用が強く出ることが多いです。よくある動悸や低血圧の症状がなくても、全身のムダ毛が濃くなる症状もあります。また中断してしまうとその反動も大きいです。
いきなり個人輸入に頼るのはやめよう
個人輸入代行業者を使うことで簡単にプロペシアやザガーロ、そしてミノキシジルの外用薬と内服薬を購入することができます。まるでネットショッピングをするように求めることができますが、はじめて薄毛治療をする方は個人の判断で購入するのは控えてください。
医薬品になることから副作用の懸念があります。さらにいま自身に起きている薄毛の症状が本当にAGAであるのかどうかの診断も必要ですので、クリニックから処方を受けることをおすすめします。
個人輸入の利用を検討する場合は、その以降から検討してください。ただし定期検診も必要です。個人輸入でAGA治療薬を使用するのであれば、定期的にクリニックに通う、または健康診断を受ける自己管理も忘れないでください。
AGA治療を始めるクリニック選び
ではAGA治療を始めるにあたり、どのようなクリニック選びをすれば良いのか?検索するといろんなクリニックがヒットしますので、悩むこともあるでしょう。
自身の薄毛の症状によって来院するクリニックも変わってきます。
抜け毛が増えてきたことが心配であれば、プロペシア等を処方してくれるクリニック、発毛が必要なほど頭皮が透けてみている状態はミノキシジルを処方してくれるクリニックを選んでください。
プロペシア等を処方してくれるクリニックは多い
プロペシアやザガーロの治療薬を処方してくれるのは、なにもAGAの診察に特化したクリニックだけではありません。皮膚科や一般的な内科でも処方してくれることもありますので、近所にそのようなクリニックがないのか調べてみましょう。
比較的副作用も少ない医薬品であり、持病がないのであれば問診程度で処方されるケースが圧倒的です。
発毛が必要または改善しない場合
発毛が必要な状態、またはプロペシアやザガーロでは思うような効果を得られない場合はAGAに特化したクリニックの来院を検討してください。
このようなクリニックであれば、ミノキシジルの内服薬を処方してくれることも多いです。他にもいろんな治療方法がありますので、治療の選択肢を増やすことができます。
しかし薄毛治療に使われる医薬品を含めてすべて自由診療になることから費用が大きくなることは覚悟してください。
続けなければ後退していくことから、費用の問題に直面します。自分ができる範囲で治療を行う方向性を持ってください。
薄毛治療は自分の症状を知ることから始まる
これから薄毛治療をしようと検討しているのであれば、まずは自分の症状を確認することから始めてください。そうすることによって必要とする医薬品がわかりますし、来院するべきクリニックもみえてきます。
必要ことを必要な分まで行うことが薄毛治療には大切ですので、初心者の方はこの点を重要視してください。
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