ミノタブを再開する前の話になりますが、頭皮湿疹とAGAを一緒に改善することに成功していました。
AGAの原因となる男性ホルモン・ジヒドロテストステロンは抜毛だけではなく、皮脂も増やすことから頭皮湿疹を引き起こしやすいことで知られています。AGAで悩んでいる男性の多くが、皮脂による頭皮のギトギト感やそれによる頭皮湿疹を経験したこともあるのではないでしょうか?
僕にも例外なく降り掛かってきた問題です。いろいろと工夫をして頭皮湿疹と向き合いましたが、なかなか手強い相手でした。しかしちょっと生活に変化を加えるだけで、皮膚科を受診することなく改善に成功することができました。
AGAと頭皮湿疹の関係
頭皮湿疹は真菌であるマラセチア菌によって引き起こされることが多いです。この真菌は皮脂を大好物とすることから、AGAとの関係を簡単に想起させることができるでしょう。
AGAの原因であるジヒドロテストステロンが皮脂を過剰に分泌させ、それを好物にしているマラセチア菌が食べ、増殖しやすい環境を作り、そこから頭皮湿疹が悪化します。ちなみにマラセチア菌は常在菌ですので、誰にでも皮膚に存在しています。
このようなメカニズムから、AGAの方は頭皮湿疹と向き合うことが多いのです。
AGAで頭皮湿疹で悩んでいる方がまずするべきこと
頭皮湿疹の他にAGAが問題ですので、フィナステリドやデュタステリドなどでAGAの進行を止めることがスタートになります。抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンの産生を防ぐことによって、皮脂の分泌も対象は減ることになりますので、まずはここをスタートにしましょう。
シャンプーにこだわっていたけれど効果を感じず
マラセチア菌が頭皮湿疹の原因となっていることから、真菌をやっつけることも重要です。そのような効果を持つ市販のシャンプーや、個人輸入を使ってニゾラールシャンプーを試してみましたが、それほど効果を感じることはありませんでした。
また皮脂を良く落とすシャンプーが悪いと聞いたので、アミノ酸シャンプーなど頭皮に優しい商品を使ってみましたが、逆に皮脂が多くなることから悪化したことも。
今ではサクセスのシャンプーですっきりな頭皮にしていますが、このようなシャンプーを使っても頭皮湿疹やAGAが悪化することはありませんでした。いわゆる石油系界面活性剤のシャンプーとなりますが、むしろこちらのほうがAGAも頭皮湿疹も改善できたくらいです。
個人差がありますので、シャンプーで改善できる人もいるでしょう。
しかし僕には成果はありませんでした。自分に合ったシャンプーこそ改善させるポイントのように感じます。これは出合いですので、自分に合った製品を見つけてください。
太陽を適度に浴び生習習慣を整える
僕が行った頭皮湿疹が改善した対策のなかで、もっとも効果的と感じたのは、太陽を適度に浴び、生活習慣を整えること。
太陽を浴びると頭皮湿疹が落ち着く
太陽ってすごい効果を持っているんですよね。確かに紫外線は抜け毛を促進させることから、AGAで悩む男性にとっては天敵のように感じますが、太陽を頭皮に浴びることによって、頭皮湿疹が少なくなりました。
大きな湿疹ができている場合は悪化させる可能性がありますので、そんなときは逆に紫外線がダメージとなることから気をつけてください。
僕のケースでは、適度に浴びるによって改善していきました。
僕は育毛効果があると信じて、週に5~6回約8キロほど走っているのですが、そう太陽が出ている時間帯に走ることはできません。だから工夫をしました。たとえば休日の昼前、10分ほど帽子を脱いで頭皮に太陽を浴びる。それだけでも全く変わってきます。
薄毛に悩んでいる方は、汗をかくと頭髪がペタリとなることから最初のうちに浴びると良いでしょう。ストレス解消にもなりますので、AGAの改善にも期待できます。増毛において意外と侮れない有酸素運動です。
早寝早起きバランスの良い食事
太陽を浴びること以外に意識して行ったのが、早寝早起きとバランスが良い食事です。
夜の12時を超える前に就寝して、朝の6時に起きる。早い時は10時頃に寝て、朝の4時に起きることも。こんな生活をしていると不思議と頭髪の状況も良くなり、同時に頭皮の状態も良く感じました。成長ホルモンが最も分泌されていると言われている10~2時の間に寝ることって大切のようです。
頭皮湿疹にはビタミンB2・B6が良いと聞いたことから、B2は納豆、B6はカツオのたたきを積極的に摂取しました。納豆は女性ホルモンに似た効果があることから、AGAで悩んでいる男性は薄毛にも改善の期待を持てるようなので、相乗効果を求めましたが、頭皮湿疹に効いたようです。
洗髪後は必ずドライヤーで乾かす
頭髪に影響を与えないために、なるたけ自然乾燥で対処していましたが、もしかするとこれによって頭皮湿疹が悪化したような気がします。
ドライヤーで乾かすことによって、頭皮湿疹は少なくなりました。もちろん生活習慣の改善も影響があるでしょうが、ドライヤーでしっかりと乾かすことも継続して行っていること。これを継続させていることで、以前のように悪化することは少なくなっています。
ただ乾かしすぎは、頭髪にも頭皮にも悪いですので、ほどほどにしておきましょう。完全に頭髪が乾いたら良しとするようなレベルで僕はドライヤーを使っています。
今でも頭皮湿疹と付き合っている
そうはいっても完全に治っているわけではありません。
飲み会が多くなり生活習慣が乱れるようなことになると、必ずといってどこかに頭皮湿疹ができることが多いです。悪化しているときは、必ずといって生活習慣が乱れているときが多いことから、僕にとって頭皮湿疹を導く原因は乱れた生活から来ていると感じています。
何によって頭皮湿疹が悪化しているのかを、自分で観察することも重要な改善するきっかけのように感じるのです。悪化した時にこそ、何をしたのかを振り返ることで悪化している原因を突き止めるヒントになると感じています。
皮膚科に相談するのも手っ取り早い
このように皮膚科に頼ることなく、頭皮湿疹とうまく付き合うことが出来ています。
しかしひとつはっきりしていることがあります。
ネットに転がっている頭皮湿疹に良い方法というのは、あくまでもその人に合っているわけであり、すべての人に共通しているとは限りません。
皮膚科に頼ったほうが改善の最短距離になることも多いですので、悩んでいる方は受診をおすすめします。
ただひとつ言いたいことがあります。
僕が以前通っていたAGA専門クリニックから頭皮湿疹の改善にアドバイスを貰いましたが、あまり効果がありませんでした。シャンプーや薬も一時的な改善。投薬で一時的に改善しているという印象が強かったです。
だからこそ生活習慣の改善を重視することをおすすめします。
これで頭皮湿疹とうまく付き合うことができました
- シャンプーにまったくこだわらない
- 太陽を頭皮に適度に浴びる
- 早寝早起き(成長ホルモンが分泌されている夜の10時から2時までの時間帯にしっかりと睡眠をとる)
- バランスの良い食事(薄毛に良い納豆を意識して摂取)
- ドライヤーで乾かす(やりすぎ注意)
- 終わりはなくうまく付き合っていくこと
このような点を意識することによって、皮膚科に頼らずに頭皮湿疹の改善ができました。今でもまったくなくなったわけではありません。それでもうまく付き合っていくことができますので、自分が悪化する原因を早く掴むことがとても大切だと感じてみます。
何が悪いのかを、悪化したときにこそ振り返ってみましょう。その習慣こそ、頭皮湿疹改善へのヒントが隠されている可能性が高いです。もちろん治らないのであれば皮膚科の受診も検討してください。
痒くて掻いたときに、かさぶたと一緒に頭髪が抜けるようなことがない日常を送りたいものです。
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