ザビエルと呼ばれる友人を笑えなかった過去

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薄毛の友人がいます。彼は20代前半からもうやばかったです。

大学時代、友人宅で部屋飲みをしました。ロフト付きの部屋が僕らが住んでいた地域には多かったことから、真上から彼の頭を見ることができるのです。

そうすると必然的に彼の頭髪の状態がわかってしまうことになります。

彼のあだ名が生まれた瞬間となった

「ザビエルみたいじゃん」

ふと誰かが発言しました。男の声です。どっと笑いが起きます。

部屋には6人ほど、その中には女の子も含まれていました。たぶん半々の数だったと思うのですが、ひとつ確かに覚えているのは、笑ってはいけない顔をしている女の子がいたことです。

彼とは1年生の頃から仲が良かったので、侮辱された気分であることは明確にわかりました。楽しい飲み会でしたが、彼はきっと苦痛だったでしょう。

彼はその後「ザビ」と呼ばれ続けるのです。

ザビとあだ名がついた友人を笑えなかった

僕も気付いていましたが、大学1年生の頃から仲が良かったこと、彼自体が気にしていたことから僕は笑うことができませんでした。

また笑えない理由は、もうひとつありました。

僕も薄毛になるリスクがあるのではないか?頭髪が薄くはなっていませんでしたが、抜け毛が増えたのは確かです。

当時ネットで調べてみましたが、あまりAGAの情報は少なかったインターネット黎明期。それでも細い髪の抜け毛が多くなると、ハゲになる可能性があることくらいは情報収集できました。

このような理由から、彼が飲み会で「ザビ」というあだ名とつけられた時、僕は笑うことができませんでした。

居心地が悪かったであろう彼に「励ましてやるよ」とお酒を注いだことを覚えていますが、この言動自体も彼にとって「ハゲましてやるよ」に聞こえた可能性は否めません。

もう悪口にしか聞こえなかったのかもしれないと反省しています。

そんな彼とは今でも仲が良く、もうすっかり頭髪とは縁がない暮らしをしています。それでもかわいい子どもと、あの時笑わなかった女の子である素敵な奥さんと暮らしています。

人生とはわからないものですね。幸せそうで何よりです。

僕はAGA治療をしていることを告白しましたが「頭髪を気にしない生活は素晴らしいよ」と励ましてくれることも。

もう「ハゲましている」にしか聞こえませんが、素晴らしい友人であり人格者です。

ザビエルの頭髪は宗教上の理由?虚像の可能性すらある

少しザビエルに触れておきましょう。

キリスト教を布教するため来日したことで知られている人物。カトリック教会のイエズス会創設に携わり、日本と他の国々では守護聖人とされている人物です。

AGA特有の頭頂部がハゲている肖像画で知られている人物ですが、カトリックの習慣として頭頂部を剃るトンスラと呼ばれる髪型でもあり、恣意的にあのような髪型をしていたと見られています。

また虚像の可能性もあることも専門家から指摘されています。

イエズス会ではトンスラの習慣すらなく、そもそもザビエルの肖像画も死後に描かれたものであり、創造の可能性が高い。

AGA特有の症状が出ている人をザビエルという人も多いようですが、実は薄毛でもなかった。ふさふさの可能性すらあることになります。

勝手に薄毛の宣教師というイメージを植え付けられている人物がザビエルさんでもあるのです。

ザビエルはおいしい

虚像の薄毛の人物となっているザビエルさんですが、実はおいしいことでも知られています。もちろん「ザビ」と呼ばれることがおいしいのではなく、銘菓としておいしいのです。九州の大分でいただきましたが、おいしいお菓子でした。

ザビエルさんの顔を見ると、彼の名誉を回復したい気持ちにもなります。いや、そもそもザビエルさんはハゲであること自体どうでも良いのかもしれません。

少なくても薄毛の男性に「ザビ」というあだ名をつけることはやめてほしい。ザビエルさんもそれを望んでいないと思います。聞いてみないとわからないことですが。

ザビエルさんのあの髪型の意味を多くの人に知っていただければ、ザビである彼のように傷つく人が少しでも薄くなる、いや少なくなるのではないかと思うのです。

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