ミノキシジルタブレットは未承認なのに処方できる理由

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AGA治療には、プロペシアとミノキシジル外用薬の医薬品が定番となっています。原則男性に限ったAGA治療になり、女性はプロペシアを使うことができない縛りもありますが、これが基本です。

最近ではミノキシジルを内服する治療を受けている人が増えています。しかしこのミノキシジルタブレットは、残念ながら厚生労働省が未承認としている医薬品です。

「それなのにどうして服用できているの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

厚生労働省が認めるAGA治療薬のベストチョイス

AGA治療薬について確認しておきましょう。

厚生労働省が認めている医薬品で男性のAGA治療におけるベストチョイスは、プロペシアまたはデュタステリドの内服、そしてミノキシジルの外用薬です。これが国内で推奨されている医薬品です。

ミノキシジルを内服する医薬品は、まだ認可されていません。それなのにどうして服用することができるのでしょうか?

この答えは、医師の判断と責任によって処方されるから服用することができます。

ミノキシジルタブレットは未承認なのに処方できる理由

医師が治療において必要と感じた時に、未承認の医薬品を処方することができます。ここには3つのポイントがあります。

  1. 目的がしっかりしていること
  2. 治療に根拠があり効果を期待できること
  3. 患者の同意を得ていること

これら3つのポイントを満たしているケースで、未承認の医薬品を服用することができます。これらひとつでも欠けていると違法性が高いと判断されることも。

つまりミノタブは「発毛という効果・治療に期待できる・患者の同意」が整うことによって未承認でも服用することが可能です。

隨分と噛み砕きましたが、銀座東京クリニックさんが医師の観点から詳しく説明されていますので参考にしてください。

誰でもミノタブを服用できるわけではない

未承認でも処方を受けることができるミノキシジルタブレットですが、発毛を促進したいと希望するすべての人に処方できるわけではありません。

もともとミノキシジルは血圧降下剤として使われた時に副作用として発毛効果を認めたことから、発毛剤として開発された経緯があります。

よって高血圧治療を受けている患者さんがミノキシジルタブレットを服用することになれば重篤な副作用が起きる可能性があります。このような患者さんには服用することが出来ません。

安全な治療ができないことから処方を断られるケースもあります。医師の治療方針に沿わないケースであれば、処方を受けることができません。

しかしがっかりしないでください。ミノキシジルにはタブレットタイプより効果は落ちますが、外用薬があります。僕に処方している医師によれば、ミノタブではなく外用薬を勧めることもあり、それで回復した人もいるようです。

個人輸入に頼る事例と医師による処方の違い

ミノタブを処方できる医師は、個人輸入で入手しています。医師を経由しないで個人輸入で入手しているのもミノタブです。

ここの違いは、治療方針を専門家である医師が立てているのか、そうでないのかの違いになります。

僕のクリニックでは、持病などの有無を確認し、そして血液検査などを受けて問題なく処方を受けることができました。しかし自らの意思で個人輸入でミノタブを入手している人はこの工程がありません。

仮に副作用が出た場合は医師が処方したことによって責任を持って対処することができます。しかし個人輸入を使って入手した方は、個人で病院に頼るしかありません。

国の医療費負担制度である医薬品による副作用の救済を受けることができない点は同じになりますが、副作用における対処がスムーズに出来る違いが大きいです。

また個人輸入先によっては、粗悪な医薬品もあり、信頼することができないこともあります。医師の処方であれば、安全な個人輸入代行業者から入手します。成分から含有量までチェックされた医薬品を入手し、処方することになりますので安心です。

健康面のカバーだけではなく、医薬品の安全性においても大きな貢献をしているのがクリニックであり医師です。

治療計画を立てて相談できる環境が望ましい

ミノキシジルの内服は、外国では高血圧治療薬として服用されており、重篤な副作用は確率的に低いとされています。しかし実際副作用が起きた人もいますし、何よりなぜ発毛するのかを明確に証明することができていません。

実はプロペシアもなぜ抜け毛防止ができるのか?酵素と男性ホルモンのテストステロンとの結びつきを阻害することで育毛効果があることは知られていますが、さらに詳しい確証あるメカニズムはまだ解明されていない分野がAGAです。デュタステリドにおいては、欧米ではAGA治療において未承認の状態の国も多いです。

このような不安定さのなかで国内ではAGA治療が行われています。

まだまだAGA治療は不安定であることは否めません。だからこそ医師は大きな存在になるはずです。

実際僕の経験から得たことですが、医師が励ましてくれることによって救われている部分もあります。ミノタブ再開の壮絶な初期脱毛を経験した身として、薄毛の改善は何かと挫かれることが多いです。医師の存在は、メンタルを保つことにも有効的だと感じています。

不安定なAGA治療だからこそ、未承認であるミノタブを出来る限り安全に服用する環境を個人で作ることを推奨します。その力を貸してくれるのがミノキシジルタブレットを処方してくれるAGA専門クリニックであり、医師です。

プロフィール

40代前半の男性。2児とハゲに優しい妻と4人暮らし。
20代後半から始めた10年以上のAGA治療歴。調子に乗って治療中断すると、抜け毛が増えてしまった。慌ててミノタブを服用すると初期脱毛でスカスカになる。

ここから完全復活したことをブログにしました。体調と相談しながら、参考にしていただければ。

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